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「夫とこのまま老後を送りたくない」

私がよく相談を受けるのが、
「夫とこのまま老後を送りたくない」

「離婚したいということですか?」
と尋ねると、

「今すぐということじゃないけど、いずれは考えたい」
「なるほど。どんなきっかけでそう思い始めましたか?」
すると、
「最近も私のことを全然気にかけてくれないことがあった。
そういえば、出産のときも」

そういうと、堰を切ったように、いえ、
ダムが崩壊したように、さまざまな不満が吹き出してきます。
深い孤独と葛藤の中で何年ももがいてきたのがわかります。

子どものためには我慢すべきだろうか?」
「本当に離婚すべきだろうか?」
「自分が悪いのかも?」
「いや、でもゆるせない」

こんな思いが胸の中で渦巻き、
眠れない夜を何度も過ごしてきているようです。

●離婚を考える女性の抱えるリアルな心の声
離婚を考える理由は人それぞれです。

・価値観の不一致
・モラルハラスメントやDV
・セックスレス
・思いやりを感じない
・心のすれ違いを感じる
・理解してくれない
などなど

ただ、共通して言えるのは、心が傷ついているということ。
「もう限界」
「自分が壊れてしまいそう」
そんなことを感じながら、
それでも「家庭を壊すのは悪いこと」
と自分を責め続けてしまう人も多いのです。

●離婚を「考える」と「決断する」のあいだにあるもの
離婚を考えることと、離婚を決断することの間には、
実は大きな河が流れています。
離婚は、法律上の手続きだけなら単純な話です。

でも、まだ子どもが学生の場合は、
子どもへの影響を考えて、「自分ががまんすればいいか」
子育てが終わっていても「経済力がないから、がまんするしかない」
このような不安を感じるのは当然のことでしょう。

それでも、「今のままでは自分が壊れてしまう」と感じるなら、
一度立ち止まって、自分の心としっかり向き合う時間が必要です。

●離婚を選ぶ前に、心の整理が必要な理由
離婚は人生の大きな分岐点です。
感情だけで動いてしまうと、
後悔しか残らないことになりかねません。

そのためには、以下のような心の整理が必要です:

・自分の本当の感情を知る。怒りなのか、悲しんでいるのか、
不安を感じているのか、孤独感なのか?
・相手への期待と現実を分けて考える

そして、
・自分が抱えている「無意識の思い込み」はなにか?
つまり自分が持っている禁止令はなにか?

禁止令とは、幼少期に親や周囲から無意識に刷り込まれた
「〜してはいけない」
「〜でなければならない」
という思い込みです。

例えば、
「我慢しなければ愛されない」
「人に頼ってはいけない」
「自分より他人を優先しなければならない」

こうした禁止令は、大人になっても無意識に行動を制限します。
それが、自分の幸せを遠ざける原因になっていきます。

パートナーシップで悩む人の多くが、
こうした「禁止令」に気づいていません。
禁止令と向き合わない限り、
理想的なパートナーと再婚したとしても、
結果はまた同じになるでしょう。

●心の回復と前進のためにできること
①感情の扱い方を学ぶ
まずは自分がどんな感情なのかを知ることです。
「いや、怒ってるだけですよ!」
と思うようなら、闇は深いです。
感情はそんなに簡単なものではないから、苦しみが続くのです。

②禁止令を書き換える
心理学や交流分析では、「禁止令を見つけて、それを書き換える」という技術があります。

「私は言いたいことを言ってはいけない」
「助けを求めてはいけない」
「私は幸せになってはいけない(がまんしなければいけない)」
などなどの禁止令を発見したら、

「私は言いたいことを言っていい」
「助けを求めていい」
「私は幸せになっていい」
といった新たなビリーフに変える必要があります。

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