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「苦手な上司がいますがどうすればいいですか?」

「苦手な上司がいるんです。今までの上司と違って、細かいことにいちいちうるさいし、
出社するのがストレスでたまりません。
どう付き合ったらいいでしょうか?」

こんな相談をいただきました。

私が最初に「この上司は嫌だなあ」と感じたのは、20歳の頃のことでした。
18歳で上京して、9時5時で事務の仕事をしながら、音楽学校に通っていました。
そのころは、正直いえば、腰掛けな感覚でした。
社員や上司も、音楽学校のために仕事をしているのは知っていましたから、厳しい指導もありませんでした。

その後、20歳で大手量販店にメーカーから出向で、
契約販売員として入社しました。
そこで、大変厳しい上司に当たりました。
確かその上司は26歳くらいでしたが、
毎日、終礼で、その上司から売上が悪い人が吊るし上げられます。

「今日は何をしていたんですか?なぜ売らなかったんですか?」

言葉は丁寧ですが、
声を荒げて問い詰める様子に、毎日ビクビクしていました。
正社員と出向者には大きな溝があり、
その上司とは世間話なんてしたこともなかったですし、
休憩所でいっしょになったら、気まずくてしょうがなかったです。

今思えば、彼は将来を期待されていた幹部候補だったので、
数字をあげなきゃいけないプレッシャーと戦う毎日だったのでしょう。
20歳の社会に出たばかりの当時の私には、知るよしもありませんでしたが。

でも、そこで鍛えられたおかげで、
販売員として転職したら、
他がぬるま湯に思えるくらい、楽しく仕事ができるようになりました。

●クソゲーとラスボス

ゲームに例えてみます。

あまりに簡単にクリアできて、
やりがいがない、つまらないゲーム。

あるいは、難攻不落でクリアできる人がいないくらい、
難易度が高すぎるゲーム。

これらをクソゲーと言うらしいです。
漫画家のみうらじゅんがいい出したそうです。

じゃあ逆に、いいゲームってどんなものなのでしょう?

簡単ではないが、やりがいがあって、
頑張ればラスボスを倒してクリアできるゲーム、
それを神ゲーというらしいです。

●人生はゲーム
人生をゲームに例えるのは、二番煎じどころか、三千番煎じくらいの話ですが、
ゲームに例えたら、あなたの人生に登場する嫌な人は、クリアするべきステージに必要な存在です。
その中でも、権力を持つ嫌な上司は、ラスボスみたいなもの です。

ラスボスがラクラク攻略できるくらい弱かったら、クソゲーです。
人生ゲームがクソゲーじゃつまらないですよね?

工夫と努力を重ねて、頑張って頑張ったら、
なんとか攻略できるラスボスの存在が、神ゲーには不可欠です。

あなたの人生は神ゲーです。
難易度が、あなたにちょうどピッタリに設定されています。
あなたががんばればクリアできることしか目の前に現れないようです。

「神は乗り越えることしか与えない」
というじゃないですか。

実際に、今までそうだったでしょ?
その問題が起きたときには、
「もう絶体絶命だ!」と思ったかもしれないですが、全てなんとかなってきましたよね?

そして、これからもそうなんです。
これからあなたに起こることは、
クリアできそうになく感じるけど、
全てなんとかなることばかりです。

絶妙な神ゲーを与えられているんです。

嫌な上司は、その神ゲーを飾るラスボスといったところです。
どう攻略しようか楽しみになってきたでしょ?(笑)

私のセミナーに来られる方は、
特定の人間関係で悩んで参加した方がとても多いです。
でも、セミナーも何日か目になると、
その悩みのタネだった相手に、感謝できるようになります。
なぜならその人のおかげで、
大きくステージアップできたことが腑に落ちるからです。

当時20歳の私にとっては、26歳のあの上司はとても嫌な存在でしたが、
今ではとても感謝しています。

あなたも、
目の前にいるその嫌な上司に感謝できる日が、
早く来るように願っています\(^o^)/

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